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~日本で初めてジアスターゼ酵素を抽出した人は?~

デンプンをブドウ糖に糖化する酵素をアミラーゼといいますが、
これは別名「ジアスターゼ」ともいいます。

では問題。
日本で初めて麹菌からジアスターゼを抽出した人物名を当ててください。

 

 

正解は?

★「高峰譲吉」

高峰氏は日本の製薬会社の「三共」の創業者で、独自の調査で麹菌からジアスターゼを抽出することで1894年(明治27年)に特許を申請しています。
このジアスターゼのことを高峰氏の名前をとって

★『タカジアスターゼ』といいます。

これは、高峰氏が餅を食べるときに大根おろしをつけて食べると胃がもたれないことが大きなヒントとなったそうです。

現在でも薬品業界では「タカジアスターゼ」という商品名で薬品が販売されているそうです。

 

 

さて、酵素のクイズがあったので酵素に関する問題をもう一つ。

アミラーゼ(ジアスターゼ)、プロテアーゼ、リパーゼなど、酵素の名称には語尾に「-ゼ」(~ase)が付きます。なぜ「-ゼ」(~ase)が付くようになったのでしょうか?

 

1833年、フランスの科学者、アンセルム・ペイアンは大根から砂糖を精製する工場に興味を持ち、ここから酵素によってデンプンをブドウ糖に変える酵素の働きを発見します。

ペイアンはこの酵素を「切り離す」という意味のギリシャ語から「ジアスターゼ」と命名し、それ以降、酵素の名称の語尾に「~ase」が付けられるようになったそうです。

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